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ジュノーがイオ地下の熱を初測定、数mで20°C超上昇
NASAのジュノー探査機は、木星の衛星イオの表面下約2〜6mから上がる熱を初めて空間的に測定した。
浅い数mで温度が20°C超上昇したが、広い伝導熱流なのか、点在する浅い溶岩や熱噴出口なのか、二つの説明が残る。
木星用の装置が岩石衛星の地下を見た
ジュノーのマイクロ波放射計は木星の厚い雲の下を見るために作られた。2023年12月と2024年2月のイオ接近時に0.6〜22GHzの熱放射を測定した。
低周波ほど赤外線より深く入り、最低周波数帯は約2〜6m下を調べた。
浅い地下で急な温度上昇
観測地域では、浅い数mで20°C超の上昇が見つかり、太陽加熱だけでは説明できない内部起源の信号となった。
深さ約10cm以内の表層密度は0.7〜1.1g/cm3と推定され、火山灰や軽石のような多孔質物質が広く覆う可能性がある。

熱が上がる二つの仕組み
一つは内部熱が伝導性地殻を1〜3W/m2で流れるモデルだ。もう一つは5年未満の比較的新しい溶岩、または薄い地殻下の熱噴出口が表面の約10%に点在するモデルだ。
現時点の観測では一方に決められない。
初測定だが埋設温度計ではない
マイクロ波輝度温度と誘電特性からの遠隔推定で、着陸機の温度計ではない。2回のフライバイはイオ全域を覆っていない。
地球火山監視への応用も提案段階で、噴火予測性能が証明されたわけではない。
重要な理由
表面赤外線だけでなく、太陽系で最も火山活動の強い天体の内部熱移動を実観測で制約した。他の岩石・氷衛星の浅い地下にも応用できる可能性がある。
公式一次資料
Journal of Geophysical Research: Planets original study